NBAで8割以上のチームが活用するKinexon。 この流れが女子バスケ界にも普及しそうである。
世界最高峰の精度と、軽量性を誇ると言われるKinexon、その圧倒的シェアは特に男子プロバスケ界、並びに欧州プロハンドボール界で見られている。
男子バスケ界での活用事例は過去多く説明してきたが、ハンドボールでもその普及率は高く、ドイツのハンドボールリーグに至ってはリーグ全体で使われるようにまでなってきている。(実はサッカーのブンデスリーガでも、リーグ全体で活用されている)
その中、上記競技と比較すると、人気、資金力で劣ると言われている女子バスケにもウェアラブルトラッキングの流れが普及してきている。
以前も記載したが、今年の8月に開催されたWNBAの公式カップ戦(コミッショナー杯)にてKinexon社デバイスが全出場選手に着用され、彼女たちの運動量データがリアルタイムでファンたちに見れるようになったのだ。(以下リンクご参照)
その結果、これまでファンたちの間で気になっていた、女子選手の最高速度、ジャンプ力などが可視化できるようになり、ファンにとって新たな体験価値を提供できるようになったのだ。
そして今その試合から4ヶ月、原則ウェアラブルセンサーの着用を禁止しているNBA/ WNBAの両リーグに変化が起きる可能性が出てきている。
米国大手メディアABC社傘下の「サーティー・エイト・ファイブ」では以下のような考察がなされており、米国プロバスケ界の試合で着用が開始されるまで時間の問題となるだろうと締め括られている。
(参照:https://fivethirtyeight.com/features/the-new-technology-that-may-upend-how-we-watch-basketball/ )
---以下引用---
ドイツのプロハンドボールリーグ(ブンデスリーガ)でも当初トラッキングデバイスの着用が禁止されていた。それがその有用性、さらには着用することによってリーグ・チーム・選手・ファンにもたらすメリットが認められるようになり、着用が許可されるようになった。
(スポヲタ注:その結果として、リーグ全体での導入は勿論のこと、今となってはブンデスリーガを飛び越え、ユーロリーグファイナルでまで着用される迄に広まっている)
米国のバスケ界でもいつになるかは未だ分からないが、試合での着用が認められる日は確実にくる。
---引用終わり---
世界中で、注目が集まるプロスポーツ界におけるウェアラブルセンサーの行方、今後もどのように広まっていくのか目が離せない。
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